高専生ホサカの日記帳

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技術を全く知らない人間が高専に来た話。後編

こんにちは。ホサカです。

 

この記事は前回の記事「技術を全く知らない人間が高専に来た話。前編」「技術を全く知らない人間が高専に来た話。中編」の続きとなります。

hosaka222.hatenablog.com

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前回まで読んだ方は続きをどうぞ。

 

 

高専脱出計画1

はい。いきなり血迷いポイント1です。

前の記事にも書いたように、高専の環境が嫌で嫌で仕方がありませんでした。クラスは学科で分かれる2年生から5年生までの4年間ずっと変わらないし、女子は少ないし人脈は広がらないし。

 

そしてその頃は、ネットワークの授業やJAVAの授業などで頭がやられていました。

ネットワークの授業は全てアクティブラーニング()で座学無し課題大量テストあり、わからないところを聞いても「ネットに載ってるから探してみて」と平気で言う教師の屑っぷりを最大限発揮した授業でした。(憤怒)

Javaオブジェクト指向すらわからないし、C言語と比べて打たなきゃいけない文字数多いしで嫌な授業の一つでした。(グループの皆さんにとてもお世話になりました。)

 

俺には技術は向いていない」そのように思いながら日々を過ごしました。

 

わたしは三年生と四年生のときに、高専祭実行委員会に属し、そこでは会計部としてお仕事をしました。

そこでの会計部のお仕事を楽しいと感じました。ここまでならいいのですが、 そう思っているときにクラスメイトの一人が美術の専門学校に行き、凄まじい進路変更をしました。

 

この人にがっつり影響を受けました。 

 

「会計のお仕事って実は楽しいのでは!?」「計算は慣れてるし、真面目で正しさを求める俺の天職なのでは!?」と思い付きました。

 

本当にバカかと。

 

そんなにも高専が嫌いか。技術が嫌いか。

 

進路変更したクラスメイトを見てそのような思いが出てきたので、とても人に影響されやすい人間であることがわかります。

 

簿記を多少勉強し始めたり、中退して専門学校に行こうかと本気で考えたこともありました。バカです。(確信)

 

結局のところ、我ここにあらずの状態で高専にそのまま残り、とりあえず進路変更するにしても、五年生で卒業してからにしようという形になりました。

 

 

高専脱出計画2

高専脱出計画第2段です。

高専という環境がとても嫌で嫌で仕方がない。その思いは変わらず、しかし就職して働く実感もわかない。そのため、編入学を考えました。「違う県に行って編入学して一人暮らしを経験すれば何かが変われるはずだ!」そう信じて、3つの国立大学を受けました。

 

全て落ちました。

 

「この大学に行きたい!」という信念もなく受験したのだから当然です。受験勉強はそれなりにしましたが逆に受かってたら大変なところだったと思います。

 

結局はとりあえずで受けていた滑り止めの専攻科に行くことが決定しました。

 

 

数年を経て

現在は専攻科の二年ですが、一番生きがいを感じて勉強できているのは今(専攻科に入ってから)だと断言できます。

 

絶賛就職活動中ですが、将来の夢はインフラエンジニア(ネットワークの整備とか管理とかするやつ)になることです。

 

「おいおい、ネットワークは嫌いなんじゃなかったのかよ、これもまた血迷いポイントか???」

 

そんな声が聞こえてきそうですが、いえいえ自分は、アプリ開発でのプログラミングは非常に嫌だし、電気は回路設計も素子の特性も知らない、機械も建築も金属も論外。では今まで勉強してきた中で将来需要のあるのは何かと考えたときに活躍できそうなのは......ネットワークだ!ととても現実的な決断をしたまでです、きっと血迷ってなんかいません。(そう願っています)

 

もっと言うと自分の人生は血迷いの決断の連続です。後ろを振り返ってみて、後悔しているかしていないかによって、「あのときは血迷っていた」「正しい決断だった」が初めてわかります。結構な決断でも、NPO法人で活動したり、教育や心理や倫理に勉強し始めたり、変にアクティブになったことはまったく後悔していません。

 

ちなみに今この瞬間から中学生に戻れたら間違いなく高専の道は絶対に行っていません

しかし、当時の知識経験の状態で高専以外の決断をしたかというと受験に落ちない限り100%高専に収束していました。残酷な世界線ですね。

 

 

まとめ

このように、自分の性格も相まって様々な決断を経た末に今の自分がいます。

なんらかの決断をする際に「俺はいける気がする!」という謎の自信を持ってギリギリのところで、周りの皆がブレーキを掛けてくれたりしたおかげでなんとか踏みとどまっているような状態の連続でした。

 

高専生はこのように自らにとても優れたスキルを持ち合わせていないと、変に落ち込んだり思い悩んだりすることがよくあると思います。

 

それもこれも周りの大学生を見ることのできない、高専という非常にクローズドな環境にいた影響が少なからずあったと思います。コミュニケーションを取るのはいつも決まった理系でエンジニア志望の学生たち。小さいコミュニティで視野が狭くなると誤った決断をしやすくなるということです。

 

皆さんの周りでも普段ネガティブな人間が突然「俺はこの道で行ける気がする!」と躁の状態になってたら注意して見てやってください。挑戦することはとてもいいのですが、リスクのありすぎる選択をしようとするときは気を付けてください。一生後悔することになるかもしれないので。

 

周りと比べるなという謳い文句がありますが、性格はそう簡単には変えられないので、どうせ比べるなら自分が持っていてかつ相手の持っていないスキルで比べましょう。理系大学生なら文系大学生が多くいるコミュニティ(バイトとかボランティアとかとある学生団体とか)に属し、そこで比べてみましょう。うまく刺激を受けながら、友達も増えることと思います。

 

そのためには意識の高そうな人と友人になって、Facebookを始めるのが一番良いと思います。初見OKの友達増やしましょうPartyとか、自分の興味のあるイベントもたくさん転がっていると思います。一番最初が一番ハードルが高いですが見聞を広げるためにもこれは良い方法だと思っています。

 

人と比べる癖がある人は、その中で内心

(´-`).。oO(よし!俺は君よりここの部分で勝っているぞ!)と密かに優越感に浸ることをお勧めします。

 

長くなりましたが「技術を全く知らない人間が高専に来た話。」を終えたいと思います。

 

 

 

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