技術を全く知らない人間が高専に来た話。前編
こんにちは。ホサカです。
この記事では、高専に入る前に準備したこと、高専に入ったら起こることや苦労すること、逆にここは楽な部分がある。など普通の高校や大学とは異なる高専ならではの特色などが伝わればいいなと思って書いています。
自己紹介
1997年2月22日生まれ。
仙台市で生まれ、仙台市で育ちました。
小学生の頃の自分は非常に消極的な人間で、小学校に登校して1日誰とも話さずに下校を終えることもありました。でも友達はちゃんといました。たぶん。(そんな人間が中学生でとある人と出会ったり、すごい作品と出会って生きる気力を貰い、自分自身の世界観が一変した話は別のところで......。)
現在では仙台高等専門学校の専攻科(情報電子システム工学専攻)2年で、就職活動に苦しんでいる最中でもあります。現在で高専生活7年目ですよ7年目。小学校時代より多いってどういうこと......。
なぜ高専に来たか
当時中学生の自分は、未来の自分がどういった仕事をしているか、どんなことをしたいか等といったビジョンはまったくありませんでした。
小学生の頃からそろばんを習っていて算数が得意だった延長で、数学がとても好きになったというのはありましたが、ただざっくりと理数系がいいなという思いしかありませんでした。
特別行きたい高校もなく迷っていると、そろばんを一緒に習っている先輩から、高専という学校があることを知りました。
その先輩も高専に通っていて、あまり同級生が通っていないところがいい、でも知っている人がいない環境も嫌だ、こんな今の自分に最適なのでは?と思い始めてきました。
高専について色々と調べているうちに、高専について色々なことが分かってきました。
まず高専のカリキュラムは普通の高校とは違い、5年間あること、低学年の頃から難しい数学をやらされ挫折し留年する人がいること、女子が少ないこと、ホモがいること、高専病にかかってしまうこと......
当時はなんのネットリテラシ(当時で言うネチケット?)も持ち合わせていなかったので2chやニコニコ大百科やアンサイクロペディア等見て「ヤベーところだな......」と思っていました。
今になってはわかりますが、
大体あってる。
まあそれはいいとして、自分が高専に入った理由としては「周りより早く難しい数学がしたいし、これからの時代はITだからちょうどいいんじゃね?」と、高専の利点である技術に関連したお話はそっちのけで、只々純粋な数学が目当てで仙台高専を第1志望に決めました。
高専に受かるために
進学するための手段として、当時は中学校からの推薦入学(面接と小論文)と国数英理社の学力試験で入学する2つの方法がありました。
自分の場合第1志望はここだ!と決まっていましたから当然推薦入学を希望しました。
しかし......高専側から要求される内申点が足りませんでした。
中学時代、わたしは授業中に積極的に手を挙げて発言したりすることは少なく、かといってとんでもなく成績が悪かったり、ということもありませんでした。
高専への推薦を受験するために必要な内申点は3年間の合計がおおむね108以上であること。(現在ではこのおおむね、が消されています。)
対して自分の内申点は以下のような感じでした。(3年2学期は時期の関係で計算に含まず)
これを見るといかに学校の先生は一人一人生徒を見れていないかがわかりますね。なーんて。
34+35+36=105
いくら計算しなおしても値が変わることはありませんでした。
結果的には、前述のおおむねの部分に甘えて受験することになりましたが、落ちました。
推薦での面接はめちゃくちゃ緊張してガタガタだったし、小論文(確か自然と技術のなんだかかんだかについて貴様はどう思うか論ぜよみたいな感じだったような)は何言ってるのかわからない必死な文章を書いて落ちました。
どれが落ちた原因なのかはわかりませんが、推薦入学したければ、1年の内から(入った時から高校について考えられる人なんている?????)内申点を上げるために授業中めちゃくちゃアピールをしたり、先生のご機嫌取りをしたりすることが大事なんてことを学びました。
続きます......。
更新しました!(2018年7月2日)